2017年度の消費者動向調査において、ちょっと驚く結果が出ました。なんと、買った時よりも高く売れたというケースが昨年よりも増加しているというのです。
この結果は「一般社団法人不動産流通経営協会」が毎年行っているアンケートで、実は昨年(2016年)のアンケートでも、買った時より高く売れたと回答している人が多かったのです。
そして今年、更に増加しているという結果となりました。
買い換えによる売却差額の発生状況
プラスの売却差額※発生世帯が前年度から 2.3 ポイント増加(31.7%)
マイナスの売却差額 ※ 発生世帯が前年度から 5.8 ポイント減少(60.6%)自己所有住宅から住み替えた世帯の 66.3%が従前住宅を売却している。このうちマイナスの売 却差額が発生している世帯は 60.6%(対前年度比 5.8 ポイント減)、プラスの売却差額が発生し ている世帯は 31.7%(対前年度比 2.3 ポイント増)となっている。(図 22)
プラスの売却差額についてみると、500~1 千万円万円未満の世帯は 8.7%(対前年度比 2.2 ポ イント増)となっている。また、マイナスの売却差額についてみると、-1 千万円~-500 万円が 9.8%(対前年度比 6.6 ポイント減)となっている。(図 22)参照:第22回不動産流通業に関する消費者動向調査[https://www.frk.or.jp/information/2017shouhisha_doukou.pdf]
10年、15年 は売却差がプラスになる可能性のある築年数です
ポイントになるのは築年数です。築年数が15年以内の物件に関しては、売却差がゼロまたはプラスが発生している世帯が、前年度より増えています。
5年で引っ越さなければならないケースはまれかと思いますが、住んでいて10年経つと予想していたライフスタイルと現実に差がではじめることが多いです。また15年近くになると、お住まいのメンテナンスを真剣に考えなければならない時期に入ります。
そこで10年超から15年以内のグラフに注目してみていきましょう。
売却差がゼロまたはプラスが発生している世帯は51.6%と半数以上になっています。前年度よりも18.3%増えています。
そして2016年にはなかった1000万以上プラスになったという世帯が増えています。
まとめ
近年、中古マンションは成約件数も価格も右肩上がりで人気です。売り手にとって有利な状況となっています。
10年を過ぎて、お住まいに不便や不満が出できた場合、修理やリフォームに合わせて売却という選択肢があるという事も忘れないでおきましょう。
〝我慢すれば住み続けられる〟から 〝住み続けるからもっと良くしたい〟というふうに発想を変えてみると、キレイになるだけではなく、 そこで「してみたい事」「したかった事」があふれ出し、思い描くライフスタイル像に潤いが出てきます。
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